第4回特別交流会

次回の交流会は、「ブラタモリ」に度々ご出演されている産業技術総合研究所の高橋雅紀さんをお迎えし、通常のフォーマットとは異なる特別会として開催しました。

【 つくばサイエンスネットワーク 第4回 特別会 】

日時:5月21日(土)16:00~
会場:オンライン

■第一部 日本列島の成り立ち(約40分)

一緒に高橋さん考案の厚紙模型を組み立てながら、日本列島の過去や未来を考えましょう。手渡しまたは郵送で作成キットを事前にお渡しできますので、参加登録フォーム内よりご希望をお知らせください。高橋さんのHPからダウンロードして自作することもできます。

■第二部 フリートーク(約80分)

「テレビ番組の制作秘話を聞きたい!」「地学オリンピックに出る子はどうやって選ばれるの?」「宇宙飛行士にも地質の知識が必要って本当?」

思い出の写真を見せていただきながら、高橋さんに色々な質問をぶつけてみましょう。懇親会も兼ねますので、差し支えない方はカメラをオンにしてご参加ください。

希望者には、高橋さんから厚紙模型を含む資料一式をいただきました。

第3回特別交流会

2019年7月27日(土) 15:00 ~ 17:30

場所:吾妻交流センター

 第3回特別企画交流会(第4回 Space Cafe 日本語版)はSpace Cafeとの特別コラボ企画で宇宙スペシャルをお送りします。

 今回は高橋鷹山さん (宇宙建築ベンチャーCEO)、岡部明海さん (宇宙飛行士インストラクター)、Kelsie Stewartさん (FabCafe manager (International Communications))にそれぞれご講演いただきました。

 高橋さんのご講演では、折り紙を応用した月面基地の構想や室内でのプライベート空間構築についてお話しいただきました。収納時はコンパクトに、展開後は大きな空間を確保できる折り紙構造の様々な使い方や現状の課題等、多様な視点から会社の事業についてご紹介いただきました。

 岡部さんのご講演では、宇宙飛行士の仕事や訓練の内容、今まさに実現しようとしている民間有人飛行についてご講演いただきました。宇宙飛行士と普段から接している岡部さんだからこそ分かるお話しも多く、とても面白いご講演でした。

 Kelsieさんのご講演では、Fablabでの活動をご紹介いただくと共に、アイデアソンの体験ワークショップを行いました。実際に体験することでアイデアソンの特徴が体感として理解できた、楽しいご講演でした。

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発表者:高橋鷹山さん (宇宙建築ベンチャーCEO)

タイトル: 月に家を建てる

 株式会社OUTSENSEは、「宇宙に家を造ることを通して、今までの常識から抜け出す」ことを目指しています。

 空間の拡張と縮小が可能な「折り紙」技術を用いて、地上から宇宙に至るまで、常識にとらわれないライフスタイルの提案をいたします。

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発表者:岡部明海さん (宇宙飛行士インストラクター)

タイトル:宇宙飛行士と宇宙飛行士訓練

 世界にはどんな宇宙飛行士がいるのか。宇宙飛行士はどんな訓練を受けているのか、宇宙開発の歴史も紐解きながら、ご紹介していきたいと思います。

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発表者:Kelsie Stewartさん (FabCafe manager (International Communications))

タイトル:Getting to a challenge, finding a solution: SDGs

 SDGsに関連するプロジェクト、グローバルゴール Jamについて。デザインシンキングで、チャレンジを解決!

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第2回特別交流会

2016年7月16日(土) 14:00~19:00、24日(日) 10:00~16:00

場所:つくばイノベーションプラザ

 第2回特別交流会では、Fabcrossさんと共催で、「つくばロボットハッカソン ~ XYZrobot Bolideを使ってロボット大相撲大会 ~」として、”XYZrobot Bolide”を使ったアイデアソン&ハッカソンを開催いたしました。(XYZrobot Bolideについてはこちらをご参照下さい https://fabcross.jp/…/03/20160329_xyzrobot_bolide.html )。

 1日目はチーム分け(4·5人 x 2チーム)とロボットの改造アイデアを考えるアイデアソン、1日目~2日目の間で、改造アイデアをもとにロボットをハックし、2日目は改造したロボットを使っての大相撲大会を行いました。1週間という短い期間でしたが、両参加チームともに独自の改造を加え、大相撲大会は改造相撲ロボットによる白熱した対戦が行われました。

第1回特別交流会

2015年10月24日(土) 15:00 ~ 17:00

場所:吾妻交流センター

 今回は通常の交流会の番外編として、米国から一時帰国されている小野雅裕さん(NASAジェット推進研究所)をお招きし、特別企画として交流会を開催しました。

 初の特別企画でしたが、日本ではなかなか聞くことのできないNASAの様々なお話が聞けるとあって、大勢の方にご参加いただけました。小野さんからはNASA JPLに関する様々な話題をご提供いただき、とても貴重な機会になりました。

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発表者:小野雅裕さん(NASAジェット推進研究所)

タイトル:JPLの最新の動向と、組織の仕組み

 本公演では、まずNASAジェット推進研究所(JPL)のこれからの10年の展望をお話しする。次に、JPLのイノベーションを支える組織の仕組みと、そこで用いられるプロジェクトや研究のマネージメントの方法論を解説する。

 NASAジェット推進研究所による次の十年の太陽系探査は野心的なプロジェクトが目白押しである。2020年に打ち上げられる火星ローバーはJPLが提案している火星サンプルリターン計画の一環であり、太古の地球外生命の痕跡を残す土壌のサンプルの取得を目標とする。また、小型のヘリコプターを搭載し、火星の空を飛ぶ構想もある。同じく2020年頃にはエウロパ探査機が打ち上げられる。氷透過レーダーを搭載し、地底の海における生命の居住可能性を調べる予定である。系外惑星探査もアツい。系外惑星の直接撮像を目指し、コロナグラフを搭載した次世代宇宙望遠鏡WFIRSTやStarshadeの技術の検討が進む。

 これらのJPLのプロジェクトや研究は、トップダウン形式のビジョンの共有と、ボトムアップ形式のイノベーションの組み合わせで行われる。また、マトリックス·オーガナイゼーションによる組織構成は、人材配置のフレキシビリティーの確保と職員のモチベーション維持に重要な役割を果たしている。これらの仕組みについて講演の後半を用いて概説する。

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