第4回交流会

2014年7月5日(土) 17:00 ~ 19:00

場所:吾妻交流センター

第4回の交流会では、前半に安部眞史さん(JAXA)のご講演、後半に参加者有志による組織比較パネルディスカッションを行いました。

安部さんには、「人口衛星の切り開く世界·取り巻く世界」と題してご講演をしていただきました。宇宙開発、人口衛星に関する話題を分かりやすくお話しいただき、これまでの印象よりも宇宙開発がグッと身近に感じられるようになる、そんなご講演でした。

後半の組織比較パネルディスカッションでは、つくばの各研究所に所属する有志による各組織の紹介、交流会参加者を交えてのディスカッションを行いました。前回の自己紹介に引き続き、今回のパネルデイスカッションでも各組織の差異や共通点を見出すことができ、近隣の研究所について知ることのできる貴重な機会となりました。

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発表者:安部眞史さん(JAXA)

タイトル:人工衛星の切り開く世界·取り巻く世界

 「人工衛星」という存在を御存知でしょうか。

そう、天気予報で使われる「ひまわり」です。

小惑星のサンプルを持ち帰った「はやぶさ」が今は有名かもしれません。

このように人工衛星は衛星ごとに様々な役割を持っています。

 今回は一般的な人工衛星の話から入って、私が携わっているGOSAT-2衛星に焦点を当て、基礎研究→プロジェクトの立ち上げ→衛星開発→打ち上げ→運用と、衛星の一通りの流れをご紹介します。

·なんで人工衛星を上げるのか

·どんな事に貢献してるのか

·どんな耐宇宙ではどんな技術が使われているのか

·JAXA流の「開発の進め方」とは

こんな疑問にお答えできると思っております。

 JAXAの衛星は科学的研究、政策への情報提供、天気予報のような実サービス、産業力強化、海外への売り込み(外交ツール)など、様々な狙いが絡み合い、1機の衛星の効果を最大にするよう練られています。

そのため多く(多すぎる)関係者の調整が上手く行かず、枕を濡らす日もあります。

こんな悲哀こもごもな開発のお話や、宇宙機関なのに実はガンダムやヤマトを好きな人は少ないといった無駄話まで、広くご紹介できればと思っております。

また、私(森下君も一緒に)がJAXAの若手有志で進めているAseeds(エーシーズ)という新しいミッションを考える活動についてもご紹介させていただき、世界の度肝を抜くようなミッションを共に発信する同志を募れればと願っております。

それでは、当日はよろしくお願いします。

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