第2回交流会

2014年2月16日(日) 15:00 ~ 17:00

場所:吾妻交流センター

第2回の交流会は、「今後の交流会の進め方」をテーマとして、講演および意見交換会を行いました。

前半の講演では、高木悠友子さん(産総研)に米国での異分野交流の様子をご紹介いただきました。ボストンでの月例講演会や異分野交流会の活動のご紹介、それぞれの会の進め方の特徴や継続して活動するポイントなど、今後のつくばサイエンスネットワークの活動においても参考になる話題をご提供いただきました。

後半の意見交換会では、高木さんのご講演内容を踏まえて、つくばでの異分野交流会としてどのような活動が適しているのか、どのようなスタイルの会だと参加しやすいか、といった点について、サイエンスネットワーク参加者でのディスカッションを行いました。開催頻度や場所から会の内容まで、幅広い内容の検討を行うことで、おぼろげながらサイエンスネットワークの形が見えてきたように思えます。

今後も継続して交流会を開催していきますので、どうぞお気軽にご参加ください!

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発表者:高木悠友子さん(産総研)

タイトル:多様な交流へのいざない ~米国における異分野交流をつくばへ

ハーバードやMITが存するマサチューセッツ州ケンブリッジ市は、研究学園都市つくばの姉妹都市であり、全米でもつくばと強く繋がっている街の一つです。私もケンブリッジで得たご縁から、この「つくばサイエンスネットワーク」に参加する機会をいただきました。

今回の講演ではまず、私の自己紹介も兼ねて、留学時代の経験をお話します。日米の高等教育システムの違いに触れつつ、学部から博士研究員になるまでに携わった生物学のプロジェクトを含め、簡単にお話しします。

次に、ケンブリッジ/ボストンにおいて運営に関ったいつくかの知的交流会について、実例をご紹介します。特にボストンの研究者交流会は、安定した運営で発足から14年目を迎え、近年では毎回100名近い参加者が集まる活発な会です。この会において、私は多くの知己を得ることができ、広大で多様な知的刺激を受けることができました。新しく生み出されつつある知的交流会である本会の発展へ、何らかのヒントとなれれば嬉しく思います。